2023年4月【導入実例】飲食店でノンアルコール・ティーペアリングが選ばれる理由|名古屋フランス料理研究会・登壇レポート

「コース料理に合わせる飲み物、お茶やジュースだけで満足されていますか?」

飲食店において、お酒を飲まないお客様への提案は今や欠かせない課題となっています。
2023年、名古屋フランス料理研究会様にて、食のプロフェッショナルな皆様を前に「発酵ドリンク(コンブチャ等)の汎用性とティーペアリング」をテーマに登壇させていただきました。

会場でスライドを使って登壇・講演している様子
会場入口の案内板「名古屋フランス料理研究会 御席」

なぜ今、世界中の美食の現場でティーペアリングが注目されているのか?
当日お話しした、「質の向上」「収益性」「差別化」という3つの鍵を詳しくご紹介します。

目次

1. ノンアルコール・ペアリングの質が格段に上がる

単なるジュースやウーロン茶では、コース料理の繊細な脂質やスパイスの香りに立ち向かうことは困難です。
ミクソロジーティーペアリングの最大の特徴は、「ワインに匹敵する複雑味」を提供できる点にあります。

甘みに頼らず、お茶特有の「渋み(タンニン)」や「酸味」を設計。
料理の余韻を切り、次のひと口を誘う「ウォッシュ効果」を生み出す。

ハーブやスパイスをブレンドすることで、料理の香りと共鳴(マリアージュ)させる。
これにより、アルコールを飲まない方にも、食事の感動を100%味わっていただけるようになります。

2. 高い収益性:原価を抑え、価値を最大化

飲食店経営において、ドリンクの利益率は無視できないポイントです。
発酵ドリンク(コンブチャなど)や自家製ティーペアリングは、茶葉と糖分、そして「技術」が主な原料です。
低原価: 材料費を抑えつつ、手間と専門性を加えることで価値を高めます。

適正価格での提供: 1杯 800円〜1,500円という価格帯でも、その希少性と料理との相性から、お客様に十分納得いただける満足度を提供できます。「お酒を飲まないから客単価が下がる」という常識を、ティーペアリングが塗り替えます。

3. 「ここでしか飲めない」ブランド化と差別化

「自家発酵」や「季節のフレーバー」を活かしたドリンクは、他店には真似できない強力な差別化要因になります。

●ストーリー性: 「このお料理のために、数日前から発酵させたドリンクです」という一言が、お店のこだわりを伝えます。

●汎用性の高さ: 発酵の度合いやブレンド次第で、前菜からメイン、デザートまで無限の組み合わせが可能です。

まとめ:新しい食体験を共に創る

ティーペアリングは単なる飲み物の提供ではなく、お店の「新しい価値」を創り出すクリエイティブな挑戦です。名古屋フランス料理研究会の皆様からも、「お茶の可能性に驚いた」「すぐに取り入れたい」といった熱いフィードバックをいただきました。

「具体的にどうやってメニューに取り入れればいいの?」
「発酵ドリンクの基礎から学びたい」

という方に向けて、当協会では初心者からプロ志向の方まで学べる講義を開催しています。

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この記事を書いた人

澤田侑実(さわだ ゆうみ)
ミクソロジーティーペアリング協会 代表理事。ティーブレンダー、ノンアルコールペアリング・ティーペアリング専門家。愛知県常滑市を拠点に活動。
2014年にティーブレンダーとして独立。日本茶・紅茶・中国茶・ハーブ・スパイスを組み合わせたティーブレンドや、ノンアルコールドリンクの開発・監修を手がける。料理の味・香り・質感・温度・余韻から逆算して一杯を設計するティーペアリングを専門とする。
坂井宏行シェフ・勝又登シェフによる美食会でのノンアルコールペアリング、名古屋のフレンチレストラン「ラディージュ」での年間ドリンクディレクション、京都ルノーブルでのプロ向け講義や専門学校での特別講義などを担当。活動は中部経済新聞などで紹介されている。

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