
澤田侑実(さわだ ゆうみ)
ミクソロジーティーペアリング協会 代表理事
ノンアルコールペアリング・ティーペアリング専門家
ティーブレンダー/ノンアルコールドリンクディレクター
澤田侑実は、ノンアルコールペアリング、ティーペアリング、ティーマリアージュ、ティーブレンドを専門とするティーブレンダー。
2014年にティーブレンダーとして独立し、日本茶・紅茶・中国茶・ハーブティーをはじめ、ハーブ、スパイス、果実、発酵素材など植物素材の特性を活かしたティーブレンドやノンアルコールドリンクを開発してきました。
現在は、料理の味覚・香り・質感・温度・余韻から逆算して一杯を組み立てるティーペアリング、ノンアルコールペアリングを専門とし、飲食店の立ち上げ・年間ドリンクディレクション、著名シェフとの美食会、商品開発、専門学校での特別講義、人材育成など、飲食と教育の現場で活動しています。
ティーブレンダーとしての原点|お茶には、まだ使われていない可能性がある
澤田侑実の活動の原点は、ティーブレンドです。
日本茶、紅茶、中国茶、ハーブティー。
それぞれのお茶には、香り、渋味、苦味、旨味、甘味、色、質感、余韻など異なる個性があります。
さらにハーブやスパイス、果実などを組み合わせることで、お茶は非常に多彩な味や香りを表現できます。
2014年の独立以来、ティーブレンダーとしてお茶と向き合う中で感じてきたのが、
「お茶には、まだ使われていない可能性がある」
ということでした。
食後や休憩時間に楽しむ一杯だけではなく、料理とともに楽しむお茶へ。
既存のお茶の中から「料理に合うもの」を探すだけではなく、料理に合わせて、その料理のためのティーブレンドをつくる。
この考えが、現在のティーペアリング、ティーマリアージュ、そしてノンアルコールペアリングへとつながっています。
お茶・ハーブティーの新しい活躍の場をつくる
澤田が目指しているのは、ノンアルコールドリンクを広めることだけではありません。
お茶やハーブティーが持つ可能性を広げ、これまでになかった活躍の場をつくること。
お茶は、単体で飲むだけのものではありません。
料理とのペアリング、レストランのコースドリンク、ノンアルコールカクテル、商品開発、デザートとの組み合わせなど、設計次第でさまざまな食の場面に展開できる高い汎用性を持っています。
私はティーブレンダーとして培ってきた知識と技術を生かし、お茶を「飲むもの」から、食体験そのものを設計する素材へと広げていきたいと考えています。
日本茶だから和食、紅茶だから洋菓子、中国茶だから中華というカテゴリーだけにとらわれず、それぞれのお茶が持つ香りや味わいの特性から可能性を考える。
「何茶だから」ではなく、「なぜ、この料理にこのお茶なのか」。
その理由を設計できることが、新しい食文化につながると考えています。
お茶・ハーブティーを、これまでとは異なる食の領域へ。
「お茶で食体験をデザインする」
という新しい価値をつくることを目指しています。
料理から逆算するティーペアリング
ティーペアリングとは、単に「料理に合うお茶を選ぶこと」ではありません。
料理を主役として、味覚だけでなく、香り、油脂、食感、温度、余韻まで分析し、料理から逆算してドリンクを設計する知識とブレンド技術です。
料理や食材との共通項を重ねる、料理にない要素を加える、口の中を整えて次の一口へつなげるなど、目的に応じてドリンクの役割を設計します。
香りについても、単純に同じ香りを合わせるだけではありません。
香りの立ち上がり、広がり、料理とのつながり、そして最後にどの香りを余韻として残すのかまで考えブレンドを行います。
そして必要であれば、単一のお茶だけで完成させるのではなく、日本茶・紅茶・中国茶・ハーブ・スパイスなどを組み合わせ、料理に合わせたオートクチュールのようなティーブレンドを設計します。
感覚だけに頼るのではなく、
「なぜ合うのか」
「なぜ合わないのか」を言語化し、再現可能なブレンド技術へ変える。
これが、当協会と澤田が提唱するティーペアリング、ティーマリアージュ、ノンアルコールペアリングの基本的な考え方です。
ノンアルコールを「代替品」から、選びたくなる一杯へ

お酒を飲まない、あるいは飲めないお客様にも、ワインや日本酒のペアリングと同じように、料理との組み合わせから生まれる美味しさ、発見、感動を届けたい。
その考えから、お茶を中心に、ハーブ、スパイス、果実、発酵素材などを組み合わせたノンアルコールドリンクを開発しています。
澤田が考えるノンアルコールペアリングは、アルコールを取り除いた代替ドリンクではありません。
料理との関係から味や香りを組み立てることで、ノンアルコールだからこそ表現できる食体験があります。
「飲めないからノンアルコール」ではなく、
「美味しいから、このノンアルコールを選びたい」へ。飲む人・飲まない人にかかわらず、一つの選択肢として選ばれるノンアルコール文化をつくることを目指しています。
著名シェフとの美食会でノンアルコールペアリングを担当


「料理の鉄人」として知られるラ・ロシェル 坂井宏行シェフ
日本のオーベルジュの先駆けとして知られるオーベルジュ オー・ミラドー 勝又登シェフ。
両シェフによる美食会において、コース料理に合わせたノンアルコールペアリングを担当しました。(美食会のレポートはこちら)
一皿ごとの味覚や香り、食感だけではなく、料理の流れや余韻まで捉え、お茶・ハーブ・スパイスなどを用いたペアリングドリンクを設計・提供。
料理を主役としながら、ドリンクが寄り添い、料理の魅力やコース全体の体験を広げるノンアルコールペアリングを実践しています。
飲食店の立ち上げ・年間ドリンクディレクション
飲食店の立ち上げにも携わり、名古屋のフレンチレストラン「ラディージュ」では、ティーペアリング・ノンアルコールペアリングのディレクターとして、年間を通してドリンクをディレクション。
料理や季節の変化に合わせ、ティーブレンドやノンアルコールドリンクを設計。
デザート&バー「agap」においても、ティーペアリング・ノンアルコールペアリングの設計・ディレクションを担当しています。
単発のレシピ開発だけではなく、料理、季節、店舗コンセプト、コース構成まで踏まえて、飲食店におけるノンアルコール・ティーペアリングの価値設計に携わっています。
専門学校でノンアルコールペアリングを特別講義
三幸学園 大宮カフェ&スイーツ専門学校にて、ノンアルコールペアリングの特別講義を実施。
飲食業界を目指す学生に向け、ドリンクレシピを覚えるだけではなく、料理の味覚や香りを分析し、そこからどのようにノンアルコールドリンクを設計するのかを伝えています。
現場で培った技術を体系化し、次世代の飲食人材へ伝える教育活動にも取り組んでいます。(特別講義のレポートはこちら)
地域食材・野菜をテーマにしたノンアルコールペアリング

2025年5月、岐阜県多治見市のTHE GROUND MINOで開催された映画と食のイベント「Cinema Plates」に、協会の認定インストラクターが参加。在来種野菜をテーマとしたノンアルコールペアリングを提供しました。
野菜が持つ香り、甘味、苦味、酸味、旨味、食感などを捉え、お茶や植物素材を組み合わせながら、食材そのものの魅力を引き出すノンアルコールドリンクを設計しました。
レストランだけでなく、地域食材や生産者、料理人とドリンクをつなぎ、新しい食体験を生み出す活動にも取り組んでいます。(イベントのレポートはこちら)
ティーブレンダーとして2014年に独立
2014年、ティーブレンダーとして独立。
ハーブティーの商品開発・販売からキャリアをスタートし、ハンドメイドマーケット「minne」の人気作家ランキング(食べ物部門)で、2018年・2019年に全国1位を獲得。
レストラン、ホテル、エステ、美容関連施設などへの商品提供・卸販売、企業の商品開発にも携わってきました。
ティーブレンドで培った植物素材への知識と経験をベースに、活動領域を「お茶そのもの」から「料理とお茶の関係」へと拡張。
現在のティーペアリング、ティーマリアージュ、ノンアルコールペアリングの研究・開発へとつながっています。
ミクソロジーティーペアリング協会を設立
2023年2月25日、ミクソロジーティーペアリング協会を設立し、代表理事に就任。
飲食の現場で培ってきたティーブレンドとペアリングの知識・技術を体系化し、ティーペアリング、ティーマリアージュ、ノンアルコールペアリング、ノンアルコールドリンク設計を専門的に学ぶための教育を展開しています。
味覚だけでなく、香りの立ち上がり、広がり、つながり、余韻まで捉え、
「感覚を、設計に。」
変えていくことを教育の柱としています。
料理人、飲食店関係者、ティー講師、教室運営者などを対象に、料理から逆算してドリンクを設計できる人材の育成にも取り組んでいます。
専門分野
ノンアルコールペアリング
ティーペアリング
ティーマリアージュ
ティーブレンド
日本茶・紅茶・中国茶・ハーブティーを用いたドリンク設計
ノンアルコールドリンクの商品開発
監修飲食店のドリンクディレクション
料理と飲料のフードペアリング
味覚・香り・質感・余韻の分析
ハーブ・スパイス・果実・発酵素材を用いたドリンク開発
講演・専門教育・人材育成
最高にワクワクする食とお茶のエンターテインメントを世界に
お茶には、まだ知られていない可能性があります。
日本茶、紅茶、中国茶、ハーブティーというカテゴリーを越え、料理やさまざまな植物素材と出会うことで、お茶はさらに多彩な表現ができます。
お茶を、食後や休憩時間に飲むものだけで終わらせない。
料理とともに楽しみ、食体験そのものをデザインできる存在へ。
そしてノンアルコールを、「お酒を飲めない人のための代替品」ではなく、飲む人・飲まない人にかかわらず、自ら選びたくなる一つの食文化へ。

お茶の可能性を広げる。
ハーブティーの可能性を広げる。
そして、お茶が活躍する新しい食の領域をつくる。「最高にワクワクする食とお茶のエンターテインメントを世界に」を掲げ、ティーペアリングとノンアルコールペアリングを通じて、新しい食文化の創造を目指しています。
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